筆者は各駅の改札口付近で配布されていたポケット時刻表を集めていました。
南海電車では2019年を最後に配布が終了し楽しみの1つが減ってしまいましたが、丁寧に保存していたおかげでこうして並べることで当時を懐かしむことができます。
2007年からは冊子タイプの路線時刻表も配布されるようになり、ダイヤ改正ごとにデザインも改められました。南海本線は青色、南海高野線は緑色というイメージカラーを中心に、デビューした新型車両や観光列車がデザインされていました。
南海本線 ポケット時刻表
S63(1988).10.2 ・特急、急行を増発 | |
H1(1989).11.12 ・特急、急行の一部の両数を変更 | |
H4(1992).7.12 ・すべての特急サザンが8両での運転に | |
H5(1993).4.18 ・多奈川線直通急行淡路号が廃止 ・高石発着の列車が減り、和歌山市発着の列車が増加 | |
H6(1994).9.4 ・関西空港が開業し、特急ラピートが運行開始 ・特急がみさき公園に停車するように ・区間急行が設定される | |
H10(1998).5.9 | |
H13(2001).3.24 この改正から時刻表がフルカラーに。 ・特急ラピートαの一部が新今宮駅、天下茶屋駅に停車 (下りは難波8:00発、8:30発の2本が、上りは関西空港20:04発、20:05発以外の全てのαが対象) | |
H15(2003).2.22 ・特急ラピートαの全列車が新今宮、天下茶屋、泉佐野、りんくうタウンに停車 | |
H17(2005).11.27 ・泉佐野駅が高架化。 ・特急ラピートαが平日朝下り3本のみの運行となる(他のラピートはすべてβ) ・特急サザンが増発され、自由席特急と合わせ30分間隔の運転となる。 ・昼間の急行の運転を取りやめ、昼間の区間急行を新設。 ・和歌山港線の途中3駅が廃止 | |
H19(2007).8.11 | |
H21(2009).10.4 ・全車両座席指定の特急サザンを廃止し、全てのサザンが一部座席指定となる。 | |
H24(2012).4.1 ・和歌山大学前駅開業 ・自由席特急を廃止し、和歌山市方面の特急を一部座席指定サザンに統一。 | |
H26(2014).10.18 ・特急サザンが和歌山大学駅前に停車。 ・特急ラピートβのうち、難波駅6時発の1本と関西空港駅20時5分発以降の6本をラピートαとする。 | |
H29(2017).1.28 ・泉佐野行き急行(いわゆる白線急行)を再び設定。 | |
H31(2019).4.6 ・ |
南海本線 冊子時刻表
2007年、2009年は南海本線を代表する波の模様が表紙下部に描かれ、2014年には少なくともシンボルマークとして上段に記載するスタイルへ変更されています。メインの車両はラピートとサザンを中心に描かれています。
南海高野線 ポケット時刻表
S62(1987).3.29 ・泉北高速鉄道線直通の区間急行が新設 | |
H2(1990).7.1 ・難波 – 橋本間の特急が林間田園都市に停車 | |
H4(1992).11.10 ・難波-橋本間の特急がりんかんと命名。同時にこうや号をこうやに改称 ・全ての特急が林間田園都市駅に停車、特急・急行が金剛に停車。 | |
H7(1995).9.1 ・難波-橋本間に「りんかんサンライン」の愛称が付けられる | |
H8(1996).11.24 区間急行と準急行が天下茶屋駅に停車 | |
H12(2000).12.23 ・前年から運行を開始した31000系が表紙にデザインされる ・時刻欄が縦書きから横書きに変更される ・特急と急行が天下茶屋駅に停車 ・平日ラッシュ時にりんかんが8両で運転 ・こうや&りんかんの併結運転が開始 ・2000年4月のさやま遊園閉鎖に伴い、狭山遊園前駅を大阪狭山市駅に改称 | |
H15(2003).5.31 ・快速急行を新設 ・難波を昼間に発車する下り急行の出発順序を概ね快急極楽橋、急行三日市町、急行高野下、急行三日市町、急行林間田園都市の順に揃えた | |
H17(2005).10.26 ・昼間の急行の一部を区間急行に変更して運転 ・橋本で系統分離され、難波~高野下・極楽橋間の急行の多くが橋本行となったり、林間田園都市止の区間急行になったりした。 | |
H19(2007).8.25 ・平日夜の下り区間急行3本(難波19:10発、20:10発、21:12発、22:12発)を急行化 ・19-22時台の難波駅における特急発車前後の出発順序が入れ替わった (前:準急→りんかん→区急 後:りんかん→準急→急行) | |
H20(2008).11.1 ・平日夕方の下り急行2本(難波18:20発、19:20発)を快速急行化 ・平日夜の下り区間急行3本(難波19:00発、20:00発、21:00発)を急行化 | |
H25(2013).10.26 ・平日に高野線系統の下り準急行(なんば23:40発三日市町行き)が新設 ・こうや&りんかん併結列車は下りのみ(難波9:00発こうや1号&りんかん81号)になる。 ・平日夜に高野線系統の下り準急(難波23:40発三日市町行)が新設される。 | |
H27(2015).12.6 ・泉北線直通の特急「泉北ライナー」を新設。 ・りんかん用11000系を泉北ライナーに充当し、りんかんの8両での運転は平日朝の一往復のみに。(橋本6:40発りんかん2号→難波7:35発りんかん1号) ・難波発泉北線方面の各停が日中時間帯に6往復新設される。 | |
H29(2017).8.26 ・泉北高速方面の区間急行が30分に1本から15分に1本に(特に昼間時間帯) ・泉北ライナーの増発 ・前回のダイヤ改正で設定された難波ー和泉中央間の各停が廃止され、泉北線を走る各停はすべて泉北線内で完結する列車となった。 | |
H30(2018).3.31 ・調査中&執筆中 |
南海高野線 冊子時刻表
2007年、2008年は高野線を代表する木の模様が表紙下部に描かれ、2013年には少なくともシンボルマークとして上段に記載するスタイルへ変更されています。メインの車両は天空や泉北ライナーなど看板車両を中心に描かれています。
南海本線・高野線 時刻表表紙デザイン時系列まとめ
時系列で並べてみると、南海本線・高野線ともに2000年より前は三色刷りの表紙で、2005年以降に一定のスタイルに落ち着いたことがわかります。本線は2003~2012年、高野線は2000~2008年は同じ車両がデザインされていますが印字日付で区別できます。
本記事を書くにあたり、下記Wikipediaを参考にしました。