筆者は各駅の改札口付近で配布されていた紙のポケット時刻表を集めていました。
泉北高速では和泉中央~深井・(中百舌鳥・難波)の各駅を並べた蛇腹タイプが採用されています。
本ページでは鉄道として開業後14年の1987年から、特急列車が運行するようになった2015年までの蛇腹タイプ時刻表を時系列に並べて比較してみました。デザインやダイヤの変遷を可視化しましたのでご覧ください。
デザイン全体の推移
S62(1987).3.29 |
H15(2003).5.31 |
H17(2005).10.16 |
H20(2008).11.1 |
H27(2015).12.5 |
H29(2017).8.26 |
定点観測
光明池駅起点で比較してみました。始発列車が5時09分発である点は約30年間変化していないことがわかります。
S62(1987).3.29 | H15(2003).5.31 | H17(2005).10.16 |
開業16年後の時刻表です。また和泉中央駅開業の8年前でもあります。 ダイヤは終日を通してなんば行準急と中百舌鳥行各停で構成され、平日朝7, 8時台になんば行区急が4本設定されています。日中ダイヤは13-15分間隔で運転されているがまとまった時間でのパターンダイヤは明確には展開されていないようです。 22時台に1本、なんばに直通する各停が設定されています。 | 開業32年後の時刻表です。和泉中央駅の開業からは8年経っています。 ダイヤは終日を通してなんば行準急と中百舌鳥行各停で構成され、平日朝6, 7時台になんば行区急が4本設定されています。 日中は10-14時が準急のみの運転となり、さらに11-14時はきっちり12分間隔のパターンダイヤとなっています。 22時台に1本、なんばに直通する各停が設定されています。 | ダイヤは終日を通してなんば行準急と中百舌鳥行各停で構成され、平日朝6, 7時台になんば行区急が4本設定されています。 日中は10-14時はきっちり12分間隔のパターンダイヤとなっています。 22時台に1本、なんばに直通する各停が設定されています。 |
H20(2008).11.1 | H27(2015).12.5 | H29(2017).8.26 |
ダイヤは終日を通してなんば行準急と中百舌鳥行各停で構成され、平日朝6, 7時台になんば行区急が4本設定されています。 日中は10-14時はきっちり12分間隔のパターンダイヤとなっています。 22時台に1本、なんばに直通する各停が設定されています。 | 開業44年、南海グループの一員になり1年、ついに特急列車が走りだします。基本は朝夕ラッシュ時の運転ですが、土休日は運転時間帯と本数を広げた頻度です。さらに平日・土休日を問わず終日にわたりなんば行区間急行が設定されました。 日中は10-14時でパターンダイヤが組まれ、30分間に区急1本、準急1本、確定1本という組み合わせとなっています。 22時台に1本存在していたなんば行各停は平日のみの設定となり、1時間繰り下げられて走っています。 | この年から泉北ライナーに泉北高速12000系が導入され、ライナーは1日当たり本数が増加しました。夕ラッシュ以降の南海高野線乗り入れ区間急行が準急になったのもダイヤ改正の目玉でした。 |
最後までお読みいただきありがとうございました。